もう10年以上も前の、私が大学生の頃の話。
実家の近所にThe!ラーメン屋!みたいな形をした店舗用物件があった。
もちろんそこにはラーメン屋さんor中華料理屋が入るんですが、不味くて、さらに接客態度もやたら悪い店主がなぜか連続して入るようで、
新しい店が入る→潰れる→新しい店が入る→潰れるを短期間で3回くらい繰り返していた。
ある日のこと、
どうやらまた新しく店がオープンしたみたいだったので行ってみたところ、
今回は中国人のご夫婦が中華料理屋をオープンしたようだった。
「イラッシャイマセ〜!!」
「ゴ注文オ決マリデショウカ〜?!」
どうやら奥さんが接客、旦那さんが厨房という役割のようで、
カタコトの日本語でしたが、今までの店主と違って愛想が良く、大きな声で明るく接客してくれるので好印象だった。
肝心の味は普通だった。
またぜったい来よう!とは思わないけど、
腹減っててラーメンとか中華の気分だったらまた行ってみるかな、みたいな。
んで食べ終わってお会計した後に接客してくれてた奥さんが言った。
「ギョザサビスケンアルヨ!! ドウゾ!」
よく聞き取れなかったので
「えっ?」
と聞き返してしまった。
「ギョザサビス券、アルヨ!」
「次使エルヨ!」
なるほど!!
ギョザサビスケン!
ギョザサビス券!
ギョーザサービス券!
ギョーザのサービス券のことか!
奥さんカタコトでさらに早口だからギョザサビス券に聞こえたけどギョーザサービス券のことね
これはありがたい、次回来る時は忘れずに使うことにしよう。
それにしてもギョザサビス券って言い方おもしろいな、耳に残るな、まぁでも日本語発音難しいからね。。
と思って奥さんから貰ったギョーザサービス券を見たところ、
ほんとにギョザサビス券だった。。